技術・ソリューション
ホルムアルデヒド分解処理技術(FOTRAM)
実験動物飼育施設やバイオロジカルクリーンルームでは、ホルムアルデヒド燻蒸による室内殺菌が行われています。ホルムアルデヒドは有害性のガスであり、近年、ISO14001や都道府県条例による排出規制に対応するため、燻蒸後には無害化処理し、排出することが必要とされています。
従来、燻蒸後のホルムアルデヒドは、スクラバーや加熱触媒等の専用固定設備、またはアンモニアによる中和により処理されていましたが、経済性や中和による副生成物(ヘキサミン)の発生、臭気発生等の問題がありました。
テクノ菱和では、触媒を用いて燻蒸後のホルムアルデヒドを常温で酸化分解できる室内循環型の装置
「FOTRAM®(Formal dehyde Oxidation Treatment system by Ryowa And Mercian)」を開発しました。
ホルムアルデヒド酸化分解装置(FOTRAM®:フォトラム)
従来のホルムアルデヒド処理方法と問題点
FOTRAM®の分解性能
チャンバー実験の例
フィールド試験の例(標準風量型)