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デシカント空調システム

従来の空気調和設備は、空気を冷水やブラインまたは冷媒により冷却コイルにて冷却除湿し、空調エリアにこの空気を吹出すことにより空調を行っています。デシカント空調は潜熱を除湿機(ハニカム除湿機)で処理し、顕熱は冷却コイルで冷却処理し、空調エリアにこの空気を吹出すことにより空調を行います。比較的高めの冷水温度で空気を冷却することが可能となり、冷凍機のCOP(成績係数)が高い省エネルギー運転が図れます。また、潜熱処理の除湿機部分の再生には廃熱利用も可能です。
従来、恒温恒湿室の空調システムにおいては、過冷却除湿に対する再熱を要していましたが、デシカント空調では過冷却をしないため、再熱を必要としない分、省エネルギー化を図ることができます。

昭和鉄工製リターンエアーデシカント空調機(R&Dセンターにて採用)

昭和鉄工製リターンエアーデシカント空調機(R&Dセンターにて採用)

デシカント空調方式と冷却除湿方式の比較

項目 デシカント空調 冷却除湿空調
相対湿度の低い空調 しやすい 冷却再熱が必要
ヒートショックの少ない空調 しやすい 条件により可能
吹出口の結露 しにくい 条件により発生
空調機内ドレン発生 少ない 多い
空調機内およびダクト内のカビの発生 少ない 条件により可能性あり
ダクト内の相対湿度 低い 高い
冷凍機のCOP上昇による省エネ 可能 不可
廃熱利用 しやすい 条件により可能

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