技術・ソリューション
文化財保存技術
文化財や美術品は、熱、温度、湿度、光、汚染空気、微生物等、あらゆる外乱により、常に劣化の危険にさらされています。特に新築の建物では、打設後のコンクリートから放出されるアルカリ汚染因子や内装材に用いられる木材や接着剤、塗装、ホルムアルデヒド等の揮発性成分に起因する屋内の汚染により、収蔵品が変褪色、脆弱化などの損傷を受ける危険性があります。
また、屋外から侵入する空気中に含まれる亜硫酸ガス、窒素酸化物、硫化水素、アンモニアなどの有害ガスによる収蔵品の汚損の被害は、ますます深刻な問題になっています。
テクノ菱和は、長年培ってきた空調技術の応用により、温湿度制御のみでなく空気質制御も行い、文化財や美術品の収蔵に最適な環境をつくり出し、これら歴史的文化遺産の保全に貢献しています。