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女性管理職インタビュー

Interview 東京本店 環境サービス部 
業務課長
宮下 立子さん
宮下 立子さん

これまでの経歴について

 

テクノ菱和には1989年に入社しました。工務課で約7年勤めた後、産休・育休を1年取得しました。当時は育休期間が1年でした。育休から戻ると部署の雰囲気は変わっているしデジタル化も進んでいて、復帰と共に手続きなどを覚え直しました。その後、約2年間設備リフォーム部を経験し、次の異動では、営業業務部業務課に配属となり、それまでずっと施工の補助を行っていた所から変わって、営業・受注の補助を経験しました。
その後、設備機器営業部に異動し、機器をお客様に販売するための営業事務に6年従事した後、設備リフォーム部に戻りました。

2012年には環境サービス部業務課に異動し、メンテナンス・修理部門の支援業務に従事しました。その間にサービス課長の補佐をするようになり、そのまま同じ部署の中で昇進していくのかなと感じていましたが、2016年に工務部工務課に異動すると同時に課長職に着任しました。工務課を含め、様々な部署で働いてきたことで社内のみならず社外の業者の方とも上手くコミュニケーションを取って業務を進められるところが自分の強みでしたので、その点が評価されたのではないかと思います。

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管理職への任命後について

 

工務課の課長になった当初は何をすれば良いかわからない状態でしたが、工務部の方を以前からよく知っていたこと、また周囲の上司の方からサポートを得られたことで業務をこなすことができました。当時の課員は女性2名、男性2名で、その後業務拡大に伴って新入社員が配属されるなど、課員は増えていきました。課長として課員とコミュニケーションをとることで明るい雰囲気づくりをしつつ、課員が抱える問題を理解し、その負担を減らすための改善点の提案・実施を進めていました。最初の1年間で部署の雰囲気も徐々に変わり、課員の間でもグループを作って情報を共有し話し合う風土が生まれ、そのためのシステム活用も進みました。課長職になったことで、部下からの意見をくみ上げつつ、積極的に改善を指示できるようになり、その結果として業務の効率化が進んだのだと思います。

現在の業務について

 

その後、2019年からはかつて在籍していた環境サービス部に、課長として戻りました。環境サービス部での経験があったことで、自信を持って課長職を拝命することができました。現在、課員は女性3名と男性1名がいます。これまで様々な部署を経験してきたことが自分の力となり、人脈の構築にもつながっていると思っています。

課員に対しては、その課員が持つ良い所になるべく注目し、悪いところが見つかってもその場で強く指導したりはせず、「ダメ」という言葉を使わないようにしています。そして、振り返り面談の機会などに相手にしっかり話をしてもらい、それを聞くようにしています。今後の目標として、課内での業務の動きとして、トップダウンの意思決定とボトムアップの意見具申の双方が両立するようにしていきたいと思っています。

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テクノ菱和の両立支援制度について

 

私は1年の産休・育休、また復帰後の時短勤務を経験しました。私が産休・育休を取得する前に先輩社員が同様の制度を使っていたので、私も当たり前に取得しやすい環境にありました。子育ては大変で、寝る時間が少なくなることもありましたし、子どもが体調不良になった時などは特に大変でした。ただ、夫の実家の近くに住んでいたことから家族の理解やサポートもありましたし、部署の方々の理解もあったので、子育てをしやすい環境でした。子育てがつらくても、会社が好きだったので辞めたいと思うこともなく、今となっては良い思い出になっています。

テクノ菱和では、子育てしながら働きやすい環境になっており、産休・育休を取得した皆さんが復職しています。アットホームな雰囲気があり、人がやさしいところが制度の使いやすさや働きやすさにつながっていると思います。

テクノ菱和では産休取得者が出ても業務がうまく回るように人員配置を工夫していく体制があります。私の課の課員も産休を使っており、使いやすい形で制度が整備されています。また、私自身の過去の経験から、産休・育休中には社内の情報から遠ざかることになりやすいので、気になることがあれば何でも相談してほしいと課員には伝えています。介護休暇制度など別の制度も含めて両立支援制度を使いやすいかどうかは、社員が置かれている立場によって変わってくると思うので、社内で制度を活用する人が様々な立場で出てくれば、社員全員がより使いやすくなると思います。

後輩社員へのメッセージ

 

私が当時の一般職として入社した頃は初期教育が総合職と全く異なっており、一般職は主にお茶出しや電話応対を習う時代でした。そのような立場を経て課長職に就いたことで、着任当時は特に責任を強く感じました。私の場合は人との接し方やコミュニケーションの取り方を学ぶ場が欲しかったと思っていました。現在は制度も変わり、地域限定職も総合職と同じ初期教育を受けられます。同じ初期教育を受けて、能力に応じたキャリアを積むことができますので、今後、女性管理職が今以上に生まれやすくなるのではないでしょうか。

今の女性社員はみんな頑張っているので、会社の制度を十分活用しながらキャリアを積んでいただきたいと思います。管理職になるにあたっては、自分自身で何を目的に何を行うか考え、それを周囲に伝えて、自分のやりたい事を理解してもらいつつ、主体的に動くことが重要です。会社は女性の活躍を受け入れてくれますので、今後技術系の女性管理職が出てきてくれたら嬉しいですし、子育てしながら管理職を務める人もどんどん出てきてほしいです。

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