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IoT技術の活用
慢性的な人手不足が続くなか、企業が持続的な成長を維持するためには、AIやIoT技術を活用した業務効率化の推進と生産性向上を図ることが不可欠となります。
当社は「中期3か年事業計画」の基本方針に掲げるとおり、IoT技術を活用した環境制御技術の開発に取り組み、企業競争力の一層の強化を図っております。
IoTとは何か?
「Internet of Things」の略称であり、「モノのインターネット」と翻訳されます。パソコンやスマートフォンに限らない「身の周りのあらゆるモノ」をインターネットに繋げることでモノとの相互通信や、遠隔からの操作・分析・計測などを可能としています。
当社の取り組み
当社は、省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。
これまでは、IoT技術とクラウドコンピューティング技術を融合した設備運用支援サービス「smartSOLAVICE」の開発およびAIを活用した機能拡張に取り組んでまいりました。今後は、後述の新システム「VMーScope」の運用拡大を見据えて、「smartSOLAVICE」等を利用して得たお客様施設の運転情報を分析・活用し、設備の安定稼動を支援するための機能開発を進め付加価値の向上を目指してまいります。
ソリューション・技術 実例
メンテナンス・バリデーションサポートシステム
VMーScope(ブイエムスコープ)

本システムはお客様設備のメンテナンス・バリデーション対象設備を一元管理し、『見える化・共有化』を図る業務支援ツールです。
システムはクラウドサーバ形態とし、当社担当者とお客様の双方間で情報を一元管理・共有することができます。共有情報は設備・センサー情報、メンテナンス・バリデーション計画と実施結果、ライフサイクルコストなど多岐にわたります。本システムの導入によりお客様の業務の効率化とより高い品質のメンテナンスサービスを提供することができます。
無線式差圧測定システム
R-mobaco(アール モバコ)

医薬品製造現場等のクリーンルームの運転管理における室圧調整は重要かつ高い精度を求められる作業です。これまでは複数の作業員がトランシーバ等を利用して手動で室圧調整を行っていたため、非常に時間と手間のかかる作業でしたが、当社が開発した無線式差圧測定システム「R–mobaco」はタブレット端末を利用することで遠隔かつリアルタイムでの確認・調整作業が可能となるため、作業の効率化と省人力化を図ることができます。