サービスマンは忍者ではない ―点検口は適切な位置に取付ける―
メンテナンス
サービスマンは忍者ではない―点検口は適切な位置に取付ける―
竣工後数年経ったあるビルへ風量調整に行ったときの話。
竣工図を頼りに、点検口から天井裏をのぞいてみたがVD(風量調整ダンパ)は見あたらない。しかたなく、埃の溜まった天井裏に潜り込み、ダクトを乗り越え、天井の吊りボルトの隙間を縫って、梁下をくぐりぬけ、やっと目的のVDを見つけた。VDと点検口との位置は図のとおりであるが、まさに忍者顔負けのスタイルであった。
今後のことを考えて、図の「本来取付けるべき位置」に点検口を追加した。