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送風機・ダクト

外気ガラリの雨仕舞、忘れていませんか?-ガラリチャンバの水切り対策-

状況

からっ風で有名な地方のある建物でのトラブル。塔屋にある高圧受電盤、配電盤用電気室が、雨の日の翌日に水浸しとなっていた。雨漏りではない。換気用外気取り入れガラリから雨水が浸入し、ダクト接続部や吹出口から電気室内に浸水したものである。(図(a)参照)

no32 図(a)対策前

原因

問題の外気ガラリを調査したところ、建築工事で一応水切り対策はなされていたが、豪雨と強風が重なることは想定外であった。電気室の高圧受電盤、配電盤の内部には雨水の浸水がなかったが、一歩間違えると大事故になっていたことはいうまでもない。

対策

対策として次のようなことが考えられる。
①外気取入れチャンバにドレンパイプを取付ける(図(b)参照)。
②チャンバの底に傾き(テーパー)を付け、排水が外部に出るようにする(図(c)参照)。
③エリミネータ*を取付ける(図(d)参照)。

no32 図(b)対策後

この電気室では、図(d)の対策をして、以降の雨水浸水を防いだ。

教訓

換気や空調用の外気取り入れガラリは、雨水が入りやすい。施工の際には、浸入した雨水の排水対策を必ずとる。
また、ガラリ面風速の速い場合などは、エリミネータなどによる、浸入防止も必要である。

no32 イラスト

【用語解説】

エリミネータ:気流中に含まれた水滴を分離する装置。

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