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メンテナンス

サービスマンは忍者ではない―点検口は適切な位置に取付ける―

状況

竣工後数年経ったあるビルへ風量調整に行ったときの話。
竣工図を頼りに、点検口から天井裏をのぞいてみたがVD(風量調整ダンパ)は見あたらない。しかたなく、埃の溜まった天井裏に潜り込み、ダクトを乗り越え、天井の吊りボルトの隙間を縫って、梁下をくぐりぬけ、やっと目的のVDを見つけた。VDと点検口との位置は図のとおりであるが、まさに忍者顔負けのスタイルであった。

no117 図

原因

点検口の本来の目的を検討せずに、不適切な位置に設置したためである。

対策

今後のことを考えて、図の「本来取付けるべき位置」に点検口を追加した。

教訓

本来、点検口は天井裏に上がるためのものではなく、その位置から調整なりアフターサービスをするためのものである。
しかし、実際にはおさまりなどの都合でどうしても天井裏に上がらなければならない場合も多く、この場合には対象まで容易に行ける位置に取付けないと意味がない。
一般に、点検口は建築工事の範囲に含まれる場合が多いので、建築業者との打合せを密にし、適正な位置に取付けてもらわなければならない。
ましてや、調整やアフターサービスが必要なのに点検口が取付けられていないのは論外である。

no117 イラスト

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