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失敗から学ぶ設備工事-クレームゼロへの挑戦!-

配管

暖房が止まらない―並列コイルまわりの配管に落とし穴あり―

状況

あるビルでは、セントラルダクト方式による空調をしている。さほど寒さが厳しくないころ、「暖房が効きすぎて暑い」というクレームが発生した。制御系の機能はまったく正常であるにもかかわらず空調機からは温風が出ている。

原因

この空調機は処理風量が大きく、2台に分割されてコイルが入っており、これを1台の制御弁で制御していた(図(a)参照)。
一見よさそうなフローだが、三方弁の開閉に従って分解すると温水の流れは図(a-1)、(a-2)のようになる。これでは三方弁閉でも温風が出てあたりまえである。

対策

複数の負荷を一つの制御系で処理しようとすると思わぬトラブルが発生する。
とくに現場機械室内で複雑な施工をしていると、ついうっかりということになりかねない。
複数の負荷がパラレルになっていたらまず疑うこと。
必ず図(b)のような接続を原則とする。
この場合の温水の流れは図(b-1)、(b-2)となる。
また、これが不可能ならコイルごとに逆止弁を入れること。簡単なことでも思わぬところに落とし穴がある。

no46 イラスト

no46_(図a、b)

教訓

三方弁作動時の温水の流れを系統図でよく確認する。

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